信楽粉引 酒呑 

AMK-008

10,000円(税込11,000円)

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商品について

現代では貴重な昭和初期の原土を使用し作られた作品が、約4日間の穴窯焼成を経て味わい深い表情となりました。
釉薬を掛けずに焼成する事の多い穴窯ですが、あえて粉引化粧を施して焼き上げる事により、ガス窯や電気窯では表現しづらい趣を感じられる一品となりました。

作家名 谷寛窯  谷井芳山
サイズ 口径:およそ7.3cm
高さ:およそ7.0cm
材質 信楽焼 陶器
使用 電子レンジ:お控えください。
食洗器:お控えください。
食器乾燥機:可能です。
目止め:目止め済です。ご安心ください。
備考 こちらの作品は完全一品ものになります。
目止めに関しましては済んでおりますので、すぐにお使いいただけます。
一般的な食器用洗剤をご使用できます。
洗う際はなるべく柔らかいスポンジで優しく洗っていただく事を推薦させていただきます。
ご使用後はなるべく早めの乾燥を推薦させていただきます。(自然乾燥、乾燥機どちらでも大丈夫です)
そうする事で、匂いの付着やカビの発生を大幅に軽減できます。
※木箱は付属しておりません。

穴窯

日本六古窯の一つに数えられ、信楽においては鎌倉、室町時代から始まり、現在では数少ない伝統的な窯の一つ。
赤松を主に、雑木などを燃料とします。
窯自体を陶芸家自らが築炉する事が多く、幾度と試行錯誤を繰り返し、各々が理想とする窯を築き上げます。

土へのこだわり

穴窯を焼く際に、特に重要となるのがやはり「土」
谷寛窯では、初代より受け継ぐ貴重な昭和初期の原土と、自分たちで採掘してきた現在の原土をオリジナルブレンドして使用しています。
それにより、信楽焼き特有の深い味わいが期待できます。

想いを形に

「もの創りの原点とは?」=「誰かの幸せを願うこと」をテーマに谷寛窯では一つ一つに想いを込めて、全て手作業で作っています。
雑念を捨て、「土」と向き合う。
作り手も人間。調子の良い日もあればその逆もあります。
そんな中、自分のイメージを形に出来た時の喜びは大きく、これは器に限らず「ものづくり」をされている方々に共通する部分ではないでしょうか。

焼く

穴窯に火が入ると、谷寛窯では約四昼夜半 薪をくべ続けます。
じっくりと温度を上げてゆき、最終は約1300度付近まで上昇。その間、窯の中では龍の如く炎が舞い、燃料である赤松の灰が作品に降り注ぎます。大きく分けると、この時にたっぷりと灰が被ると「灰被り」となり、うっすらと灰が被ると信楽の伝統色でもある「緋色」となります。
したがって、穴窯は作品をどの位置へ置いて焼くかにより、その表情を一変させます。その為、それらを考えながらの窯詰め作業は非常に神経を使う工程となります。

使う

穴窯焼成において、あえて釉薬を掛けて焼く事もあります。
ガス窯や電気窯とは異なり、均一では無い穴窯内の複雑な条件のもと、このような風合いとなります。
カップの内側は釉薬が掛かりツルっとしているのでお手入れのし易さも魅力的。
さて、今宵は世界に一つの器で一献いかがでしょうか。

●大切な方への贈り物にもオススメです。