紫香楽物語ー琥珀釉コーヒー碗皿

7,000円(税込7,560円)

在庫状況  3

■サイズ

●カップ  口径:およそ7.8
     高さ:およそ7.6
     容量:およそ160cc

●皿   直径:およそ15
     高さ:およそ2.8

■質感

●カップ  外側も内側もつるっとしている。

●皿   つるっとしている。 



紫香楽物語シリーズの器です。飽きのこない落ち着いた色合いで、ほっとする温かみがある出来上がりに
なりました。このシリーズの特徴は、カップの内側には釉薬を掛けず、そのかわりに非常にキメの細かい粘土を泥状にしたものを施す技法を用いています。
このキメの細かい粘土の作用により、お飲み物の味わいがまろやかになり、より美味しくお召し上がり頂けることが期待できます。
さらにカップの中にもみ殻を詰めて焼成することにより、信楽焼の特徴であるオレンジ色の緋色(ひいろ)
が発色し、土ものらしい風合いが生まれます。
カップの取手は握りやすく、手に馴染むように丁寧に形作っていますので、指が自然にフィットして心地よくお使い頂けます。
珈琲好きな方には是非オススメの器です。





■ 「源(みなもと)」- 紫香楽物語(しがらきものがたり)に対する想い ■

1250有余年という歴史を有する信楽焼は、焼き物製作に必要な良質の粘土や赤松を主とする燃料に恵まれ、優秀な陶工達が全国から集結してこの信楽焼を発展させ、その火を絶やすことなく一歩一歩と階段を登り、その志と匠の技が脈々と今日まで受継がれて参りました。
何よりも、聖武天皇がこの「紫香楽」の地に都を造営されたことが始まりとされ、信楽焼が興った原点であるとされています。

近年、「源」という大テーマを掲げて創作している私にとって、信楽焼きの原点を意識して焼物を創作することは、新作を生み出すための大切なヒントの一つになっています。また「信楽」ではなく、「紫香楽」という文字には、香しい匂いや色彩を放ち、古の響きをこの地において肌身で感じ、また名もなき多くの先人たちの陶工の暮らしや風習等に想いを馳せながら、私の心の中に映った「心象」を焼き物に表現していこうとしています。
そうした想いが「物語」となり、生まれてきた信楽焼は、「紫香楽物語」という言葉の響きと共に誕生しました。

私に残された全生涯を懸けて、その「大テーマ」をこの胸に抱き、そして皆様のお心に届く作品を、少しでも生み出していけるよう精進して参る所存です。

平成24年5月14日(芳山誕生の日に) 谷寛窯 谷井 芳山